Asobi Lounge

四目並べの攻略:中央の列・両取り・段の偶数と奇数をCPU対戦の記録で解説

四目並べ(コネクトフォー)は、縦に立てた盤に円盤を落として、縦・横・斜めのどれかに4つ並べたら勝ちのゲームです。このゲームは計算によって「先手が正しく打てば必ず勝てる」ことがわかっています。ただし、そのためには最初の1手から正しい列を選ぶ必要があります。

この記事では、Asobi Loungeの四目並べのCPUを使って、初手ごとの結果を最後まで読ませた結果と、CPUどうしを数千局打たせた記録をもとに、中央の列・両取り・段の偶数と奇数という3つの考え方を解説します。

ルールと、初手ごとの結果

盤は横7列・縦6段の42マスです。円盤は列を選んで落とし、その列のいちばん下の空いているマスに止まります。このサイトでは赤が先手、黄が後手です。4つ並ぶ前に盤が埋まれば引き分けです。

このサイトのCPUの「上級」は、中盤からは残りの手を最後まで読み切って打ちます。その読み切りの処理で、先手の初手ごとに「双方が最善を尽くすとどうなるか」を計算しました。左右対称なので、1・2・3・4列目の4通りを読んでいます。いちばん時間がかかったのは中央の4列目で、約24分でした。

先手(赤)の初手と、双方最善のときの結果
先手の初手結果
4列目(中央)先手の勝ち
3列目・5列目引き分け
1・2・6・7列目後手の勝ち

先手必勝であることは、1988年に James D. Allen と Victor Allis がそれぞれ別に示しています。上の表はその結論と同じです。このサイトの上級も、先手なら必ず中央から始め、後手で相手が中央に落としたときは、その上に重ねて返します。

実戦では、先手の有利はどれくらい出るか

理屈の上では先手必勝でも、実際の対局でそうなるとは限りません。このサイトのCPUを同じ強さどうしで対局させた結果です。

同じ強さのCPUどうしの対局(赤が先手)
強さ局数赤(先手)の勝ち黄(後手)の勝ち引き分け平均手数
入門どうし2,0001,141855416.8
初級どうし2,00089692517932.4
中級どうし1,0002998037.1
上級どうし1064039.6

ほぼでたらめに落とす入門どうしでは、先に落とせるぶん赤が57%勝ちました。ところが初級どうしでは五分五分になり、中級どうしでは逆に後手の黄がほぼ全勝しています。上級は1手に約1秒かけて読むので10局しか打たせていませんが、赤が全勝とはなりませんでした。上級は最初の数手では最後まで読み切れる深さに届かず、中盤から完全に読み切る作りなので、序盤の小さな差で先手の勝ちを逃すことがあると考えられます。中級どうしで黄が勝ち続ける理由は、後の「偶数段と奇数段」の節で説明します。

とはいえ、人間が先手必勝の手順を最後まで覚えるのは現実的ではありません。実戦で役に立つのは、次の3つの考え方です。

中央の列が強い理由

盤の上で4つ並びになりうる線は、横24本・縦21本・斜め24本の合わせて69本あります。下の図の数字は、マスごとに、そのマスを通る線の本数です。

7列6段の盤の各マスに、そのマスを通る4つ並びの線の本数を書いた図。中央の列の真ん中の2段が13本で最も多く、四隅は3本345754346810864581113118558111311854681086434575431234567
マスを通る「4つ並び」の線の本数。中央の列の真ん中が13本、四隅は3本です。

中央の列の真ん中の2段は13本の線にかかわり、四隅の4倍以上です。中央に自分の円盤があると、横にも斜めにも並びを伸ばせるうえ、相手の線を何本もまとめてふさげます。先手の初手が中央以外だと勝ちを逃すのも、この差が積み重なるからです。

もう1つ覚えておきたいのは、勝ちの線の向きです。このサイトの「初級」どうしの2,000局で、決着がついた1,821局を数えると、斜めの4つが985局、横が820局で、縦はわずか16局でした。縦の3つは誰にでも見えるのですぐに止められますが、斜めは見落とされやすいということです。相手の円盤を見るときは、斜めの線から確かめる習慣をつけましょう。

両取りと、縦に重なったリーチ

あと1つで4つになる形を「リーチ」と呼びます。リーチが1つなら相手は止められますが、相手が1手で止められない形を作れば勝ちです。その形は2種類あります。

2つの列に同時にリーチを作る

下の左の図は、初級どうしの実際の対局の17手目のあとです。赤は2列目と6列目のどちらに落としても4つになります。黄が片方を止めても、もう片方で赤の勝ちです。

同じ列に、上下に重なったリーチを作る

右の図は、別の対局の24手目のあとで、赤の番です。黄は5列目の下から2段目と3段目の両方にリーチを持っています。赤が下の段を止めると、その上に黄が落として勝ちます。赤はどの列に落としても、次の手で負けてしまいます。

17手目のあとの局面。赤が2列目と6列目のどちらに落としても勝てるマスに丸を付けた図1234567
赤の両取り(丸の2マス)
24手目のあとの局面。黄が5列目の上下に重なった2マスでリーチを持っていることを丸で示した図1234567
黄の、縦に重なったリーチ(丸の2マス)

偶数段と奇数段:終盤の勝ち負けを決めるもの

終盤になって列が埋まってくると、「どちらがどの段に落とせるか」が順番で決まってしまいます。とくに、どの列も空きマスが偶数個のときに先手(赤)の番が来た場合、後手(黄)は赤が落とした列のすぐ上に落とし続けることができます。すると、赤は下から1・3・5段目にしか落とせず、黄は2・4・6段目を手に入れます。黄が偶数段にリーチを持っていれば、赤はいずれその下に落とすしかなくなり、黄が勝ちます。

この考え方から、先手の赤は奇数段(下から1・3・5段目)、後手の黄は偶数段(2・4・6段目)にリーチを作るのが有利だと言われます。実際の対局でも、勝ちを決めた円盤の段は、はっきりこの形になっていました。

勝ちを決めた円盤の段(下から数えて)
対局局数赤の勝ち(奇数段/偶数段)黄の勝ち(奇数段/偶数段)
初級どうし2,000560/336261/664
中級どうし1,0002/04/994

中級どうしの1,000局は、後手の黄が998勝しています。中級は先手のとき中央から始めますが、8手先までしか読まないので、黄が偶数段に作ったリーチの意味に気づくのが遅れます。理屈の上では先手必勝でも、読みの浅い相手には、後手が偶数段のリーチで勝ちきれるということです。

このサイトでの練習の進め方

四目並べのページの「CPU対戦」は、ログインしなくても遊べます。強さは入門・初級・中級・上級の4段階で、自分が赤(先手)か黄(後手)かも選べます。

四目並べのCPU対戦(中級)の画面。10手目まで進み、3列目の上に金色の矢印と、ヒントの丸が出ている。右に手の記録が並ぶ
CPU対戦の画面。ヒントを押すと、落とすとよい列に印が出ます。

強さの差は、先手と後手を入れ替えながら打たせた対局で次のようになりました。

強さの違うCPUどうしの対局結果
組み合わせ局数強い側弱い側引き分け
初級 対 入門400398勝1勝1
中級 対 初級400382勝13勝5
上級 対 中級6049勝9勝2

入門はほぼでたらめに落とし、4つを見逃すこともあるので、ルールを覚える相手です。初級は勝てる手と止める手を逃しませんが、ときどき相手に勝ちのマスを渡します。上の「落とす前に、その上のマスを見る」を守るだけで勝てるようになるはずです。中級には、後手を持って偶数段のリーチを作る練習が効きます。上級は中盤から読み切ってくるので、先手で中央から始め、序盤で差をつけられるかが勝負です。

対局中は「待った」で自分の番まで戻れ、「ヒント」は1局に3回まで、上級と同じ読みで選んだ列を教えてくれます。1台の端末で交代に打つ「ふたりで対戦」もあります。オンラインのランダムマッチとルーム対戦には、Googleアカウントでのログインが必要です。フレンドを招待して遊ぶ場合は、相手もアカウントを作成し、フレンド登録が必要です。

よくある疑問

先手で中央以外から始めると、負けになりますか

双方が最善を尽くすなら、3列目か5列目から始めると引き分け、それより外側から始めると後手の勝ちです。ただし、それは相手が最後まで正しく打った場合の話です。上の対局記録のとおり、読みの浅い相手には結果がまったく違ってきます。とはいえ、中央の列が多くの線にかかわることに変わりはないので、迷ったら中央から始めるのが無難です。

引き分けはよく起きますか

盤が埋まるまで決着がつかないことは多くありません。このサイトのCPUどうしでは、初級どうしの2,000局のうち179局(約9%)が引き分けで、入門どうしは2,000局中4局、中級どうしは1,000局中0局でした。最後の数マスまでもつれたら、空いている列の段の偶数・奇数を数えると、どちらが勝つかが見えてきます。

Connect 4(コネクト4)は、Asobi Loungeで無料で遊べます。CPU対戦やひとりで遊ぶモードはログインなしで遊べ、オンライン対戦にはGoogleアカウントでのログインが必要です。

Connect 4(コネクト4)を遊ぶ

あわせて読みたい

この記事を共有

ゲームコラムの一覧へ戻る