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ヨットの役と確率:12の欄の点数と、ボーナス63点を意識した書き方

ヨット(Yacht)は、5つのサイコロを最大3回まで振って役を作り、12個の欄を1回ずつ埋めて合計点を競うダイスゲームです。同じ系統の市販のゲーム(「Yahtzee」はハズブロ社の登録商標です)とは、役の点数や数え方に違いがあります。

この記事では、Asobi Loungeのヨットで実際に使われている点数の計算に沿って、12の役を整理します。そのうえで、役ができる確率と、数字の部のボーナス(63点で+35点)を意識すると平均点がどう変わるかを、すべての出目の計算と3,000ゲームずつの試算で示します。

このサイトのヨットの流れ

1ゲームは12ラウンドです。各ラウンドでは、まず「振る」で5つのサイコロを振ります。残したいサイコロをタップしてキープし、残りを振り直せます。振れるのは1ラウンドに3回までで、途中でやめてもかまいません。最後に、スコアシートの空いている欄を1つ選んで点数を記録します。一度記録した欄は書き直せず、役ができていない欄を選べば0点が記録されます。

スコアシートには、いまの出目でそれぞれの欄に記録したら何点になるかが表示され、いちばん点数が高い欄に色が付きます。ただし、色が付いた欄がいつも最善とは限りません。そのことは、あとの試算で詳しく見ます。

ヨットのソロプレイ画面。左に5つのサイコロ(1・1・2・3・5)と振り直すボタン、右にスコアシートがあり、チョイスの12点に色が付いている
1回目を振った直後の画面(ログインしていない状態)。右の表で、いちばん高いチョイスの12点に色が付いている

遊び方は、1人でハイスコアを目指すソロプレイと、2人で交互にラウンドを進めるオンライン対戦(ランダムマッチ・ルーム対戦)です。ソロプレイはログインしなくても遊べます。ログインして遊ぶと、ソロプレイの点数がランキング(上位20人)の対象になります。

12の役と点数

数字の部(1〜6の目)が6欄、役の部が6欄です。例の点数は、このサイトのゲームと同じ計算で求めたものです。

12の欄と、このサイトの点数(例の点数はゲームと同じ計算)
欄条件と点数例点数
1の目1の目の合計1・1・3・4・62点
2の目2の目の合計2・2・2・5・66点
3の目3の目の合計3・3・3・3・112点
4の目4の目の合計4・4・4・2・512点
5の目5の目の合計5・5・5・1・315点
6の目6の目の合計6・6・6・2・418点
チョイス出目の合計6・5・5・4・323点
フォーカード同じ目4つ以上で出目の合計6・6・6・6・226点
フルハウス3つ+2つで出目の合計3・3・3・5・519点
Sストレート4つ連続で15点1・2・3・4・415点
Lストレート5つ連続で30点2・3・4・5・630点
ヨット5つ同じ目で50点4・4・4・4・450点

数字の部の合計が63点以上になると、ボーナスとして35点が加わります。このサイトのルールで気をつけたい点は次の3つです。

  • フォーカードは5個すべての合計です。同じ目4個だけの合計ではありません。6・6・6・6・2なら26点です。
  • フルハウスは固定点ではなく、出目の合計です。3・3・3・5・5は19点、6・6・6・5・5なら28点になります。
  • 5個とも同じ目は、フルハウスにもフォーカードにも記録できます。ヨットの欄がもう埋まっているときの受け皿になります。

すべての欄を最高の形で埋めると(数字の部は同じ目を5個ずつ、役の部は6を5個など)、合計は325点です。これがこのサイトのヨットの計算上の最高点です。

役ができる確率

5つのサイコロの出目は全部で7,776通り(6の5乗)です。1回目の出目でそれぞれの役が成立している割合は、全通りを数えると次のとおりです。あわせて、その役だけを狙って最善の残し方をしたとき、3回以内に完成する確率も計算しました。

役ができる確率(全出目の計算)
役1回目で成立その役だけを狙って3回以内
Sストレート15.4%(1,200通り)61.5%
フルハウス3.9%(306通り)36.6%
フォーカード2.0%(156通り)29.1%
Lストレート3.1%(240通り)26.1%
ヨット0.08%(6通り)4.6%

フルハウスとフォーカードには、5個とも同じ目の6通りも含まれています。ヨットは、狙い続けても1ラウンドで約22回に1回しか完成しません。一方、Sストレートは狙えば6割以上で完成します。1回目に4つ続きの目が出ていないときでも、まだ早いラウンドなら、Sストレートを目標に振り直すのは十分に現実的です。

ボーナス63点の考え方

63点は、1〜6の目をそれぞれ3個ずつそろえたときの合計(1×3+2×3+…+6×3)とちょうど同じです。つまり、「どの数字も3個ずつ」が、ボーナスにぎりぎり届く基準になります。

では、1つの数字だけを狙って、その目を全部キープしながら3回振ると、何個そろうでしょうか。計算すると、平均は2.11個で、3個以上そろうのは35.5%、4個以上は10.4%、5個そろうのは1.3%でした。狙った数字が3個そろう回は3回に1回ほどしかありません。だからこそ、4・5・6の目が3個以上出た回を逃さず数字の部に書き、4個そろった回で基準を上回っておくことが大切です。6の目が4個なら、基準より6点多く、1の目や2の目で足りなかったぶんを埋められます。

書く欄の選び方(3,000ゲームの試算)

書く欄の選び方で平均点がどれくらい変わるかを、このサイトの点数計算を使ったプログラムで、1人用のゲームを3,000ゲームずつ試しました。振り直しでは、どの打ち方も、そのラウンドの最後に記録できる点数(下の決め方での点数)の期待値がいちばん高くなるように、残すサイコロを計算で選びます。違うのは、記録する欄の選び方だけです。

  • 打ち方A:その時点でいちばん点数が高い欄に書く(スコアシートで色が付く欄と同じ)。
  • 打ち方B:同じ目が3個以上ある数字の欄を、実際の点数より10点高いものとみなして選ぶ。
  • 打ち方C:Bの10点を20点にしたもの。
書く欄の選び方による違い(各3,000ゲーム)
項目打ち方A打ち方B打ち方C
平均点163.5点168.7点168.0点
中央値160点165点167点
数字の部の平均46.6点57.0点60.5点
ボーナスに届いた割合3.0%26.5%42.0%
フォーカードが0点だった割合18%51%62%
ヨット(50点)を記録できた割合30.2%32.9%31.4%

色が付く欄に毎回書く打ち方Aでは、ボーナスに届いたのは3%だけでした。出目の合計がそのまま点数になるチョイス・フォーカード・フルハウスの点数が高く見えるため、同じ目が3個そろっても、数字の部より役の部に書いてしまうからです。数字の部を少し優遇したBでは、ボーナスの割合が26.5%に上がり、平均点も約5点上がりました。

一方、優遇を強くしたCは、ボーナスの割合はさらに上がりましたが、平均点はBとほとんど変わりませんでした。フォーカードやフルハウスを0点で終える回が増えて、ボーナスで得たぶんを打ち消したためです。ボーナスは大事ですが、追いかけすぎると役の部が崩れる、というバランスが数字に表れています。

どの打ち方でも、ヨットの欄は約7割のゲームで0点のまま終わりました。ヨットの欄は、終盤に役が作れなかったラウンドの受け皿になりやすい欄です。

対戦と練習

オンライン対戦では、2人が1ラウンドずつ交互に振り、両方が12欄を埋めたところで合計点(ボーナスを含む)の多いほうが勝ちです。相手のスコアシートも同じ画面に並ぶので、終盤は相手の残りの欄を見て、追いつくのに何点必要かを数えながら書く欄を選べます。対戦にはGoogleアカウントでのログインが必要で、友達とルーム対戦をするには、相手もアカウントを作成し、フレンド登録が必要です(ルームIDを伝えて参加してもらうこともできます)。

  1. ソロプレイで、色が付いた欄に書く前に一度考える:同じ目が3個以上あるなら、数字の部に書いた場合の「基準との差」を比べます。
  2. 序盤はSストレートとフルハウスを狙いやすい形を残す:上の表のとおり、3回あれば完成しやすい役です。
  3. ヨットは近づいたときだけ狙う:同じ目が3個以上出たラウンドなら、数字の部の欄とあわせて狙えます。
  4. 終わったら数字の部の合計を見る:ボーナスに届かなかったゲームでは、どの数字で基準を下回ったかを確かめると、次に書く欄の判断が変わります。

Yacht(ヨット)は、Asobi Loungeで無料で遊べます。CPU対戦やひとりで遊ぶモードはログインなしで遊べ、オンライン対戦にはGoogleアカウントでのログインが必要です。

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